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今会いに行きます




映画も観たいなぁ。
| じ〜んとした不思議話 | 14:41 | comments(0) |
魔法があるなら
魔法があるなら
魔法があるなら
アレックス・シアラー, 野津 智子


私にとって最高の作家さん「アレックス・シアラー」。ココのところ、立て続けに読んでいる。

以前「〜〜自分が一体何のために生まれ、生きているのかそれを真剣に一緒に考えてくれるのが、本当の小説だと僕は信じています。」と述べていた白石一文さんに共感し、この考えのもとに小説を選び、創作を進めて来たのだが、「女の愚痴小説」に偏る自分をうすうす感じるようになってきた。「魔法があるなら」 は児童向けである。けれど確かに「私が何のために生まれ、生きているのかを一緒に考えてくれる」小説だった。それも、設定が小さな女の子であるのに。

私は今まで「デパートに住む」ことを想像したことはない。もちろん住んだこともない。けれどお話の中でデパートで暮らす女の子が何を心配し、不安がっているのかがはっきりとわかる。その説明に、SFでよくある「何とか理論」や「そういう風になっている」的なこじつけが感じられないからだ。「騙された」という気にならずにストンと納得することができる。日本とイギリスの「デパート」の違いもあるだろうが、そこはきっと訳者さんの手腕でうまく説明してあるのだと思う。

母親や妹を見つめる目、父を思う気持ちが一つ一つのエピソードでだんだんと固められていく。初めから決まっていたんではなく、1週間の体験の中で確立されていくのだ。その様が本当に無理なく描かれている。児童向けと言っても「教訓」めいたところはないし、むしろ「悪い子ちゃん」的な考え方であるから、子どもが読んだら誤解するかも知れない。子どもには「勇気を持って、生き生きと生きていくのが○。うじうじ、ビクビクしていると後で困るよ。ほら、偉い人はこんなにいい生き方をしているよ。」といった「教訓もの」をたくさん読ませた方がいいのかも知れない。でも、どうだろう。普段「悪い子ちゃん」的考え方をしている子どもにとっては「ああ、こんな考えをしても構わないんだ」という自信につながり、楽になることができるのはないだろうか。

読んでいる時、私は「子ども」だった。普段は今の自分に当てはめて読むので女の子の母(楽天的で脳天気。ダンナに捨てられ二人の子どもを背負っているのに、お金がなくても自分の思うままに生きている。ちゃっかりデパートで暮らそうと提案する母。)に感情移入するはずなのに、このお話ばかりは主人公の「女の子」に乗り移って読んだ。なぜだろう? それは女の子が「生きていることを真剣に考えていた」からだ。





『青空のむこう』は、「死んじゃった男の子」が主人公なので、それはもっと明らかになる。子どもの口調で、いわゆる「冒険話」なのに、アレックスシアラーを読むと、なぜこんなに「生きていることを真剣に考え」てしまうのだろうか。

「生きていることを一緒に考えていく」ためには、設定や内容が大事なのではなく、描く人の世界観・人生観がはっきりしていることなのかしら。

だとしたら、私にはまだまだ描けないんだな。きっとこういうのが。考えて結論を出してからじゃなくちゃ、ダメなんだな。思いつきで「うそっこ話」を作ってもやっぱり無理が生じてしまうのは明らかだ。まず、ゴールへ行って、そこを見て来なくっちゃ。それから戻って来てその経過を伝えるようなお話を描いていきたい。

アレックスシアラーはそんな風に考える余裕を私に持たせてくれる作家さんだ。
| じ〜んとした不思議話 | 16:01 | comments(0) |
天使に出会った不思議なお話


先日来、小5の三男がこの本を見ながら、キャラメルとアイスクリームを作った。キャラメル

キャラメルはホワイトデーのお返しのため、


アイスアイスは前日食べたパフェを再現したかったからだそうだ。
パフェ

証拠写真!


母である私はこの本のレシピを熟知しているので、聞かれれば答えるが、決して手は出さなかった。そして彼は見事にお菓子を作り上げた。

なぜ、レシピを覚えているかというと、何しろこの本は自分が中学生の頃買ってずっと読んでいたし、すべて作ったことがあるからなのだ。レシピそのものはもちろん、書かれている優しいエッセイも覚えている。お菓子についてこんなに優しく語れる美奈子先生に憧れて、お教室のスタッフになるべく、教室の門を叩いたのはもう、25年前のことだ。

ほんの1年半の間だったが、私は先生の元で、この本にあるお菓子やその他いろんなお菓子を作った(正確に言うと、作っている先生や先輩の手伝い&洗い物)。一時期芸能界やお相撲界の方のウェディングケーキを作ったことで有名になったが、それは私が退職してから随分後になってからのこと。

そんな先生の活躍は知っていたが、めっきりお菓子作りをしなくなった私。息子が「キャラメル作りたい」と言い出して久しぶりにこの本の存在を思い出したと言うわけ。それをきっかけにふと、先生の名前を検索すると、最近出たエッセイ集を見かけた。

天使に出会った不思議なお話天使に出会った不思議なお話
今田 美奈子

興味を持っていたら古本屋さんで遭遇、早速購入して読んでみた。もともとのんびりとした夢のある文章を書く方だったが、年を重ねさらに磨かれたお人柄が感じられた。何しろ「天使に出会った」話なんだから。普通の人が書いたら変に思われるかもしれないけれど、先生なら何をしても許されると思う。

芸能人のウェディングケーキを作るようになったいきさつやフランスのお城を購入し、維持している様子などが書かれている。中でも驚いたのはダンナ様と一度離婚をした、と書かれていたことだ。実はこのダンナ様にも大変お世話になっていたので、とても残念に思った。けれど、その後もう一度プロポーズを受け再婚した、というエピソードを読んでホッとした。なんて素敵なんでしょう! あのダンナ様ならではのやり方だな、と妙に納得してしまった。

いろいろな天使が先生の周りにいることがわかり、それをこの本で読めたことを嬉しく思えた。いつまでもお元気でいて欲しい。30年前のレシピも今、我が家で活躍していますからね。

| じ〜んとした不思議話 | 17:35 | comments(0) |