薬の小瓶

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 「そろそろ薬を減らしてみましょう」。センセイに診てもらうようになって3年が過ぎた。ホントは去年の暮れに言われたが、冬を越すまでは安心できないと訴えたので延長していたのだ。
春が来て、それでも安定しているのでついにこのときがきた。「セレニカR」またの名を「デパケン」。もの凄く大きな錠剤で湿気やすい。周りの糖衣がカプセルの働きをしているそうで、よくトイレにそのまま出たりして驚いたものだ。大きな粒と小さな粒、合わせて600ミリグラム飲んでいたときもあった。このたび200ミリグラムの小さな錠剤一粒に変わった。

減らすとどうなるんだろう、と思ったが特に変わりはない。気分の高まりを抑える薬だが、もともとはてんかんの治療に用いられているらしい。飲み始めた頃はぼーっとした感があったが、今は感じないし、そもそも毎日ぼーっとしているんじゃないかという疑いがある。以前ははっと思いついたことであれこれ考え始め、まだ起きてもいない事で思い悩んだり止めようのないワクワクした気持ちが浮かんできたものだった。それが今はない。何か事が起きても「まあいいか」と思ってしまうし、人に何か言われても「そうだな」と素直に納得してしまう。もちろんそのときに感情の動きはあるけれども長続きしなくなったのだ。

なんとなく生きてる気がしない、これは自分のキャラじゃないというのが本音だが多分健常者はこうやって生きているんだと思う。以前の私は自分の感情に振り回されていて疲れ果てていたんだろう。「ワクワクした気持ち」は楽しいけれど後でとても疲れる。そのことを経験で知った今は感情の起伏はない方が楽に生きられると理解できるようになった。それでも、それでも・・・・薬によって人格が変わってしまったような気がする。自分らしい考え方や発想が少なくなるのは果たしていいことなのだろうか。

これからどんどん薬を減らしていったら私は素の私に戻るんだろうか。素の私といってもそれはきっと以前の私とは違うのだろう。年齢を重ねて来たということもあるし、治療を行ったということもある。感情の起伏の少ないぼーっとした私。それは憧れだったけれども、なんかちょっと寂しい気がする。


診察代 490円
薬代  350円
| 心療内科系 | 05:07 | - |
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